YASさん ~The World~

デザインから日常から~

見つけた


トライバル(ネオトラ系)を描いていて気付いたのが、描き方に種類?系統?があること。得手不得手や好き嫌いもあると思います。初めて描いた時の感覚やトライバルに対する印象や理想もあると思います。でも、描き方は大きく分けて三つかなーと。

「黒を描く」「白を作る」「線をなぞる」

描き手にもよってくるので、それ(描き方)を意識してるかどうかまでは分かりません。場合によっては「そんな事ない!」と否定してくる人もいるかも知れませんけど、色んな作品を見て、且つ自分がこれまで描いてきて思った・感じた事です。

とりあえず、先に述べた三つを順番に紹介していこうと思います。あくまでYASさん個人の見解なので腹は立てないでください。
※全ての描き方に置いて、まずベース絵が存在する事を前提に進めていきます。










一つ目【黒を描く】

元ある形や流れにとらわれず、自分なりの流れや構図を構築して産み出すタイプです。ベース絵はあくまで「ベース」でしかなく、最低限の型さえあれば、あとは自分なりに「黒」で形成していくタイプ。YASさんはコレにあたります。コレを得意とするというか、行き着いた先がコレだったというか、まァとにかく「黒を描く」タイプです。

個人的に思うオールラウンダーです。例えベース絵が無くとも、無から有を生み出す事が出来ます。無論、ベース絵に沿って描く事も出来ます。というか、単純に描くだけならそのほうが楽です。多分ね。

かと言ってベース絵に沿わないかと言われるとそういうワケでもない。流れは意識するし、強調したい部分は太く荒く表現したり、そうでない部分は「黒」にせず「空白」のまま置いておいたりします。










二つ目【白を描く】

ベース絵を全て黒ベタ状態にして(そういうものだと仮定して)、白(空白)で隙間を作っていくタイプ。このタイプは限りなくベース絵の型に忠実です。アナログよりデジタルで描く人のほうがこの傾向が強いような気がします。

黒を描くタイプと大きく違うのはベース絵ありきなこと。それと、中途半端に隙間が出来た時には、隙間の周りに描いたトライバルの流れが直線や曲線などの形状に関係なく、そのトライバルとベース絵に沿って黒で埋めればいいという…うーん…傾向?にあること。

しかし、マオリのトライバルのように白(空白部分)を生み出すことで描くのとはちょっと違う。あくまで黒部分(ベース絵を隙間なく埋める)を意識して描いてるような印象が強いです。黒の描き方とほぼ同じような感覚ですが、難易度は下がる気がします。










三つ目【線をなぞる】

ぶっちゃけ初歩的な描き方。ベース絵の線を太くして、要所的に「いかにトライバルっぽくなるか」を考えながら「線と線を離す」事をすれば、まァそれっぽくなります。

初歩的とは言いますけど、じゃあこの手法は使わないかと言われたら答えはNOです。しかし、使うとは言っても局所的に使う程度。トライバル(ネオトラ)を練習として描き始めるならこれだなーという感想。だって誰でも描けるからね!センスとかほとんど必要ないと思う!

この描き方はベース絵ありき。でなければ恐らく何も描けません。二次創作系のトライバルで最も多い描き方。ネオトラを描くにあたっての登竜門って感じ。しかし、これが出来なきゃ先へはなかなか進みづらい。凄く大事、ではあるよ、うん。










と、以上がこれまでトライバルを描いてきたYASさんが感じた三選です。全てがその通りではないから一概には言えません。全くそんなつもりもなく描いてる人も沢山いらっしゃると思います。でも、描き方というか、出来上がった作品を見ると、なんとなく「黒か白かなぞりか」っていう「型」は見えてきます。

ほんでもって、簡単そうに思えて一番難しいのは「黒を描く」描き方です。自由度が高いからこそ独自のトライバルの描き方がそのまんま表れます。実際に色んなデザイナーさんや彫り師さんの作品を見ても、大体はこの描き方ですから。

パッと見で「凄い」と感じるかどうかはその人それぞれですし、なにをもって「凄い」と言えるのかも基準が無いので分かりません。分かりませんけど…
例えばYASさんの元に「トライバルデザイナーになりたいです!描き方を教えて下さい!」という人が来たとして、段階的に教えるとしたら、三→二→一の順番で教えると思います。










でも、好評価を得てるのは三の描き方してる人だったりするンよね。

昔は「はぁ!?これが!?」みたいな感覚だったンですけど、今は達観してます。最初に書いたように好き嫌いなんて人それぞれですからね。あとはまァ「うーわ、センス無ェなー。多分コレいいねしてる奴等全員メッチャ私服ダサいわwww」とか思ってますw

YASさんクズですね。大丈夫。知ってます。