調和とは…？
コレ(画像)あまりにも「分かるわ～」ってなったから今回記事として書きます。
(Twitterからの引用スクショ)
勝手なスクショすんません！勝手な転載すんません！でも個人的な使用だし、そもそも転載禁止とか書かれてないしTwitterってそういうもんだよね！？というゴリ押しで画像使ってます。多分規定には引っ掛からないけど、許可は得てないのでそのへんはやっぱりすんません(適当)。
はい、まァ何が言いたいかというとですね、こういう「不釣り合い」とか「違和感」ってデザイン業界だと仕方ない事なんですよ。ましてや有名大企業のTVCMとなれば尚更です。リアルよりも雰囲気を重視した結果なのだと思います。
プーさんだってそうでしょ？熊と虎とミニブタが共存して仲良くしてるなんて有り得ない絵柄ですから。そういう現実とはかけ離れた違和感を自然に再現するのもプロの仕事の一種なのだと思います。
無論、私もそういう依頼は何度か受けました。まァ私の事なのでそういう依頼は反論します。反論というか、おかしいンじゃないですか？という感じでの指摘ですね。
モチーフ同士が真逆の意味合いを持つ組み合わせだったり、反対に同じ意味合いのモチーフを重複させ過ぎたり、本人やロゴが持つ理念・信念・想い・意味合いと違った場合には細かく指摘しました。指摘するだけなら誰にでも出来るので、勿論代わりになるモチーフや構図の提案はさせて頂きましたけど。
今回の住◯林業さんのCMはどうだったンでしょうかね？どういうテーマやコンセプトであの「作品」が出来上がったのかは個人的に凄く木に…じゃなく、気になるところではあります(林業だけに！)
カラーコーディネーターの資格の勉強をしている際も、そういう点が最も覚えるのに苦労しました。
◯◯年、ある心理学者は言いました。
「赤と青は調和しない」と。
その数年後、ある色学研究者は言いました。
「赤と青は調和する」と。
また数年後、画家の夫婦は言いました。
「そもそも赤と青は組み合わせの問題であって調和するかしないかはまた別だ」と。
勉強しているこっちからしたらチンプンカンプンです。もう完全にワケワカメ。それぞれの年のそれぞれの地域のそれぞれの心理学者なり色相研究者なり光学なんちゃら師が、みんな好き勝手なこと言うて論文を書いて発表して、、、ンなもん知るかぁあぁーーーッ！！！
もうとりあえず12色相環が確立されただけでも立派な事やねんから、あとはもう各々が好き勝手にしたらエェやんけ！と。どこの誰がどう感じたかなんて知ったこっちゃねーよ！と。
(一般的な12色相環図)
えぇ、、、かなり私個人の苛立ち的な事ばかり目立った書き方をしましたが、色に限らず、デザインってのは調和するかしないかが大事だってのは胸に留めておく事だなーと、今回そう思いました。
勿論、絵・デザイン・アート・イラスト・細密画・グラフィティ・タトゥー、全てに当てはまる事だと思います。
どんなデザインであれ「彫る事が自分の仕事」と割り切ってなんでもかんでも彫る人もいれば、親身になって言及する彫り師さんだっています。
デザイナーでもそうです。依頼が来ればなんだって描く人もいれば、私みたいにデザイン自体をもっと掘り下げて、デザインが完成する前の打ち合わせの時点でまずは満足してもらおうと思うデザイナーもいるワケです。
多種多様、十人十色、何が正解で何が不正解とかも無いでしょうけど、まずは自分の信じた道に進むこと、違和感があるなら、例え遠回りに思える事でも上の人にダメ元でもいいから聞いてみること(望んでる答えが返ってくるかどうかまでは責任は持てませんけど)、が肝要ではないかなーと。
拙い私の経験上ではありますが、打ち合わせの段階で構図やモチーフを変えたり、場合によってはもう一度０からスタートして考え直した上で依頼に繋がる方がとても多くいらっしゃいました。
デザイン(トライバル)、タトゥー、モチーフ、紛いなりにも一応プロとして名乗っている以上は、クライアントさんを納得させられるだけの意見と提案力と情報量は必要ですからね。一人で作品を描くワケじゃない。あくまでクライアントさんがいるからこその二人三脚なので。そこをどう出来るか…ですね。勿論、打ち合わせだけで終わらずデザインでも納得してもらう事が前提です。
話がかなり反れましたが、今回の住◯林業さんのCMに関しては、見る人が見れば残念で意味不明な広告に終わってしまったのは悲しいですね。。
ですが、私のようにフリーでやっていれば嫌な仕事(依頼)は蹴ればいいンですけど、企業(会社同士)となるとなかなかそうもいかないと思うので、制作サイドもかなりしんどかったンじゃかいかなーなんて思ってます。
まァ要するに、ロゴでもタトゥーでも、相談は無料だから一度YASさんに問い合わせしてみれば？って事ですな(宣伝かよ)。
これから依頼を受けたいと思っている若いトライバルデザイナーさんでもいいですよ。実際に御会いして、どういった打ち合わせをするのか…をクライアントの立場になって接してみれば、必ず学べるものはあると思ってます。
