YASさん ~The World~

デザインから日常から~

「個性」とは


10年ぐらい前、一回りほど上の先輩にやたら気に入られてよくつるんでた。飲みに行ったら奢ってくれるし、当時まだ全然だった拙いデザインもよく誉めてくれてた。

ただ一つ解せなかった点が、メールでやり取りをする時に「一応」を「一様」と書いていたこと。よくありがちな「雰囲気」を「フインキ」と間違ってしまってるパターンだろうなと。
メール(文章)で指摘するのが面倒だったので、今度飲みに行った時にでも指摘するかーと考えていた。








そして飲みに行った際、、、

YAS「前から言おうと思ってたンですけど
、一応って言葉を「よ」だと勘違いしてますよね?あれ「よ」じゃなくて「お」ですよ。だから毎回正しく漢字変換されないまま送られて来てます」

先輩『あー、うん、知ってるよ』

YAS「え?知ってて使ってるンですか?」

先輩『そうそう。個性出そうと思って』

YAS「いや、個性云々ちゃいますよ。一応と一様じゃ言葉の意味が違うから日本語としておかしい事になります」

先輩『でもメールだけだと姿も見えんし声も聞こえんから個性がないやん?だからわざとやってる』

YAS「今みたいにわざとやってるって事を知らない人からしたら、個性じゃなくてただの間違いや無知だと思いますよ。現に自分がそうですし」

先輩『分かってるけど、それやめたら個性が相手に伝わらんやん?』

YAS「いやいや、だから個性とかの問題じゃなくてね、一様っていう言葉も漢字も存在している以上は単なる間違いでしかないンですって。初めてメール受け取った時に「この人個性的だな~」って捉えられる事なんてほぼ皆無ですよ。あれやめたほうがいいです」

先輩『いや、でも俺の個性やから』








あ、この人馬鹿なんだって思いました。

探せばまだまだ粗が出てきそうだったので付き合いやめました。もう何年も連絡取ってません(-_-)